【製品動画を公開中】水産食品の付加価値向上へ。MA(ガス置換)包装で食品のロングライフを実現!!
2024/09/01
みちのく秋田で、食品の保存期間を長くする「MA(ガス置換)」と「真空包装」両方ができる包装機を開発した企業がある。フードロスを削減し、水産食品などの付加価値の向上に貢献したいと考えている。製品動画も公開中!
メイン画像 :横入れ連続包装機
食品を長期保存
横入れ自動真空包装機
横入れ給袋式真空包装機4連式
秋田市の株式会社トーヨーは、包装機械の製造メーカー。同社は、食品のロングライフに向けて、横入れ・給袋方式で、真空・MA包装で商品を連続自動包装する機械製造に取り組んでいる。
従来、袋の上部から商品を充填する縦入れ方式が主流だったが、本機は袋を横方向からの充填包装を行うため、魚の半身や切れ身、たらの子、焼き海苔、ねり物などの商品の真空・MA包装を可能にした。
また、横入れに若干の傾斜をつけ「斜め入れ」にすると、煮魚やうなぎ蒲焼などのタレも同時に充填することもできる包装機械である。
定量充填包装機
真空包装は、食品に空気が触れないため、細菌の増殖と酸化を抑制し、品質の劣化を遅くすることができる。この機械は、水産加工品、肉加工品など食料品のほか、さびや破損防止を目的に、半導体や電子部品の包装にも活用されている。
食品のロングライフを実現
MA包装機を新開発
ガス置換包装機
トーヨーは、食品の保存期間をさらに長期化する「MA(ガス置換)包装機」を開発している。横入れ・給袋式の特徴を生かしたもので、商品の入った包装袋から「空気を引き出し」その後に密封した包装袋内に「窒素や二酸化炭素などのガス」を充填するものである。
特殊なノズルを用いて、包装袋内を不活性ガスで膨張・収縮を数回繰り返し、袋内残存酸素濃度を1%未満に抑制することを実現した。この「MA(ガス置換)包装」は、2017年に特許を取得している。
CCDカメラで
遠隔操作メンテナンス
トーヨーは、ユーザーのきめ細かなニーズに対応するため、オーダーメイドで機械を製造している。主な納入先は全国の水産物加工業者や漁業協同組合も多く、北海道から九州まで全国各地におよんでいる。
同社は、遠隔地のユーザーが安心して導入できるよう、包装機械にコンピューターとCCDカメラを内蔵して、リモートメンテナンスを実施している。電話やカメラ、インターネットのやりとりで不具合の要因を把握し、システムの遠隔操作で迅速に修理する体制を整えている。
トーヨーの鎌田祐輔社長は「SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて、我が社が開発する、少量多品種の包装に適した横入れ・給袋式の包装機械を中心に貢献していきたい」と、常に一歩先を見据えている。
株式会社トーヨーでは、向上心があり、成長するために必要なことは何かを考えながら働ける方を募集しています。
問い合わせ
株式会社トーヨー
秋田市外旭川字三後田76-4
電話018-868-5673
DATA
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