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【エビ養殖の新時代】アクアプルナが導入する全自動スマートシステム

次世代漁業にまつわる最新トピックを世界からお届けする【WORLD FISH NEWS】。サステナブルな漁業・水産業のヒントが見つかるかも?今回はドイツより、陸上におけるエビ養殖の自動化の取り組みを紹介する。

メイン画像:ヨーロッパ市場向けに高品質の「ホワイトレッグシュリンプ」を生産することを目指している。

 

養殖を自動化する
エビにも優しいスマートテクノロジー

ドイツの新興企業「アクアプルナ」は、陸上におけるエビ養殖の自動化に取り組んでいる。自然環境を模倣した「スマート・リーフ・システム」を開発しており、エビの健康状態を向上させながら、高い収穫量を得ることができる。

大規模な屋内エビ生産向けに特別に調整された一流の水処理システムにより、電力と水の消費コストを最低限に抑える。

給餌の自動化により、収穫まで人の手が触れることがないため、エビにストレスを与えずに育てられる点も特徴だ。さらに、エビの行動や健康状態を自動で観測・画像分析し、最適な収穫時期を特定する技術も導入している。
 

独自の孵化場を設立し、親魚を飼育している。

 


FISHERY JOURNAL vol.2(2024年夏号)より転載

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