スマート漁業を支える最新技術3選! 魚のサイズ自動計測に漁場予測、業務の記録管理をDX化
2025/05/07

AIによる魚体サイズ測定、漁場予測ナビ、操業情報管理アプリ。スマート漁業を加速させる最新技術3選を紹介。新技術を活用して漁業の効率アップとコスト削減を実現しよう。
AI魚体サイズ測定カメラ
魚体のサイズを水中でAI測定するカメラ兼分析システム。体長と体高、尾叉長の計測に加え、希望に応じて体重の推定も可能で、手作業で生まれる誤差を防ぎ、効率アップを実現する。魚に傷がつくリスクも減らせるため品質の向上にも。システムと連動することで、計測データのグラフ表示、リアルタイムで捕捉数を予測することもできる。
問/アイエンター
漁場ナビPro
出港前や出港中に海況データをチェックできるナビサービス。衛星データや雲除去海面水温を1時間毎に更新。ピンポイントで漁場の状況を予測してくれる。海水温や潮流だけではなく、潮目や海面高度なども網羅しているため、魚種に合ったデータ表示や好漁場の推定が可能。長期の操業計画や沖合・遠洋漁業で頼りになるサービスだ。
日本周辺の小海域:55,000円(税込)/1海域、99,000円(税込)/2海域
問/オーシャンアイズ
SeaLinC
海上の操業情報を記録できるスマホアプリ。いつ、どこで、何が獲れたのかを、航跡や環境とともに記録できる操業日誌機能や、気象や海象予報機能を搭載。操業情報が簡潔に見やすく表示されるため、効率的な振り返りを実現する。漁師同士で記録の共有やチャットで会話ができる機能により、スムーズな情報交換に活用できる。
アプリ無料
FISHERY JOURNAL vol.3(2025年冬号)より転載