魚の輸送&保管に役立つアイテム3選! 品質維持・作業効率・定時配達を可能にする技術とは?
2025/04/24

発泡スチロール以上活魚車未満の新しい輸送ボックスや、最適凍結が可能な特殊冷凍機、全国をつなぐ新幹線輸送。魚の鮮度を守りながら効率的に運べる最新の輸送手段3選を紹介。コスト削減と品質向上を実現しよう。
魚活ボックス
発泡スチロールでの活魚輸送と活魚車の中間に位置する輸送ボックス。バッテリー、エアレーション機能を搭載し、水槽1台からの少量配送にも対応。活魚を荷物化できるため他の荷物と合積みでトラック輸送が可能になり、ボックスは必要な分だけレンタル利用できるため、輸送コストと作業負担の軽減に繋がる。
問/日建リース
アートロックフリーザー
タッチパネルを搭載し、直感的に誰でも簡単に操作ができる特殊冷凍機。食材ごとに最適な凍結モードが選択できる「食品別モード※」を搭載し、鮮魚類であれば、刺身、二枚貝、甲殻類など、食品ごとに最適な冷結方法を選択が可能。また、狭い場所でも設置できるコンパクト設計や安定した冷却性能など、環境を問わず高い品質管理をサポートしてくれる。
※小型機種のみ。
4,500,000円〜(税込・概算参考金額)
問/デイブレイク
全国新幹線輸送サービス
「はこビュン」(JR東日本)
「東海道マッハ便」(JR東海)
「FRESH WEST」(JR西日本)
「はやっ!便」(JR九州)
生鮮食品をスピーディに宅配できる新幹線を用いた輸送サービス。JRグループ6社の連携により北海道から鹿児島をつなぐ全国ネットワークが実現し、新鮮な魚を高速かつ定時で配達可能に。トラックでの長距離輸送に比べ、CO₂排出量が削減される。また、新幹線は輸送中の揺れが少ないため、繊細な生鮮食材が痛むリスクが少ないのもメリットだ。
FISHERY JOURNAL vol.3(2025年冬号)より転載