現役漁師のカラダの悩みを解決! 健康をサポートするお役立ちグッズ
2026/05/08
揺れる船上で重い網を操り、陸でも作業は尽きない漁業の現場。資本である身体をいたわり、長く元気に働くために。日常に取り入れやすいヘルスケアグッズを紹介する。
漁師の最大の敵は腰の負担
日頃のセルフケアで対策を
漁業者に身体の悩みを尋ねると、「腰痛は漁師共通」と口をそろえた。中腰姿勢や不安定な船上作業、重い漁具の扱いが腰に負担をかける。
明石浦漁業協同組合に所属する底引き網漁師の山本博之さんは二度の手術経験があり「手術前は激痛で歩けなかった。漁の時間を短くし、休む日を増やして身体と相談している」と話す。同組合の戸田泰行さんは腰から指先までのしびれを訴え、鳥居重孝さんはしびれと痛みで働けなくなり手術を受けた息子を案じる。一人で漁に出る坂東幸雄さんは、沖でぎっくり腰を経験して以来、脚幅を広めにするなど体勢を工夫。ヘルニアの手術が必要と言われた吉川太さんは「マッサージしながら身体と付き合っている」と語る。
影響は下半身だけではない。海苔養殖に従事する炭谷登さんは、首の神経を圧迫して手がしびれ、手術した。エンジン音などによって聴力が低下している人も多い。
全身に及ぶ身体の不調。「手軽に痛みを和らげたり、ほぐしたりできるグッズがあると助かる」と切実な声が聞かれる。海とともに生きる日々の中で、ケアや作業時の対策に役立つアイテムを上手に取り入れたい。
強い締め付けで体幹安定
簡単操作で腰の負担軽減

ベルトによって腰が強く締められて骨盤が立ち上がり、体幹が安定。姿勢が保たれることで腰の負担を軽減できる。骨盤まわりのゆがみを正すことで、姿勢保持に使われる筋肉が働きやすくなる効果も期待できる。シュッとひもを引っ張るだけの簡単操作で、締め具合も自在に調整可能。漁業者共通の悩み、腰痛の対策にぴったりだ。

骨盤ゆがみのケアにも使える!
ガードナーベルト ¥9,900(税込)
問/ガードナー
筋肉をサポートし負担軽減
身にまとうテーピング

簡単装着でしっかり包み込む!
ワコール人間科学研究開発センターの知見と独自のテーピング原理をウェアに応用。着地時の衝撃からひざを守るひざサポーター、筋肉のムダな動きを抑えて運動時の疲労を軽減させるふくらはぎサポーター、筋肉を連動させ力の発揮を促す腕サポーターなどを展開する。ひざサポーターの肌側には滑りにくい素材を使用し、ズレる不快感を軽減。屋外で作業する漁業者にとって吸汗速乾なのも嬉しい。
ワコールCW-X ひざサポーター ¥3,850
ふくらはぎサポーター ¥4,290
腕サポーター ¥4,950
(全て税込)
問/ワコール
大切な音は聞き逃さず
有害な音から耳を保護

騒音から耳を守りながら、周囲の聞きたい音は聞き取れるイヤープラグ(耳栓)。小型で軽量、人間工学に基づいたデザインで、装着感も快適だ。特定の周波数を抑制するよう音響設計されており、ボタンをスライドするだけで聞こえ方を2種類から選択できる。電池や充電は不要。エンジン音や機械音が響く船上、耳にも優しく。
dBud ¥10,780(税込)
問/PLUSULTRA
もみ玉と振動で心地よく
どこでも快適マッサージ

小さくて軽い、クッションタイプのマッサージ機。首、肩、ふくらはぎ、太もも、腰、背中など、身体の各所に幅広く使える。内蔵された4つのもみ玉が回転して温めながら凝りをほぐし、バイブレーション機能は筋肉を心地よく刺激する。海上で、陸上で、さまざまな作業をこなす漁業者の全身の疲れを手軽に癒やす。
オムロンクッションマッサージャHM-350-B ¥8,778(税込)
問/オムロン ヘルスケア
独自開発素材で着心地抜群
休養時のリカバリーウェア

疲労のメカニズムを研究するベネクスによる、定番のリカバリーウェアシリーズ。吸水速乾性に優れたハニカムメッシュ素材を使用しているため、サラッとした着心地をキープ。伸縮性にも優れているので動きやすくストレスフリー。トップスとボトムスが同色のセット。肉体を酷使する漁業者の疲労回復を手軽にサポートしてくれる。
ベネクススタンダードドライ+ 長袖上下セット ¥36,300(税込)
問/ベネクス
ヒーターがじんわり温める
手技のようなもみ心地

大小のもみ玉により、手技のようなもみ心地で筋肉の凝りをほぐす。首や肩、背中、肩甲骨、腰、脚など、気になる部分に手軽に使用できる。ヒーターが搭載され、人の手のようなじんわりした温もりを実現。充電式のコードレス仕様で持ち運びも可能。ソファでのリラックスタイムから仕事の合間や休憩時間まで場所を選ばず活躍してくれる。

3つのボタンだけで簡単操作!
ドクターエア 3DネックマッサージャーS ¥15,950(税込)
問/ドクターエア
取材協力
明石浦漁業協同組合
兵庫県明石市の東部に位置し、眼前には豊富な餌と速い潮流の豊かな漁場が広がる。午前11時から行われる活魚競りと、伝統の技「明石浦〆」で知られる。
FISHERY JOURNAL vol.5(2026年冬号)より転載



