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藻場を通じた脱炭素と生態系保護。「里海」の考えが海の生態系を守る

次世代漁業にまつわる最新トピックを世界からお届け。水産資源の保護と脱炭素を両立する「里海」の考え方が広がっている。日本では藻場の造成と再生が地球温暖化対策計画において重要施策に位置付けられている。

藻場を通じた脱炭素
「里海」が海の生態系を守る

人々の暮らしと海洋生態系の調和を図る「里海」という考え方が広がっている。沿岸域の藻場を造成または再生することで、水産資源の保護と温室効果ガスの吸収を高める取り組みだ。

※写真はイメージです(©aiyoshi597/shutterstock.com)

米国環境保護庁(EPA)によると、海草藻場面積は海洋表面の1%未満しか占めないが、海洋の年間炭素隔離量の約10%を担うとされる。

日本は2024年4月、国連の温室効果ガス排出・吸収量の報告において藻場による吸収量35万トンを世界で初めて計上。日本が2025年に公表した地球温暖化対策計画においても、藻場の造成と再生は重要政策に位置付けられている。

参考:www.weforum.org


文/守隨亨延

FISHERY JOURNAL vol.6(2026年夏号)より転載

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