注目キーワード

スマート漁業

海洋経済に関する国際会議と多種多様な海洋産業が会す『BLUE ECONOMY EXPO』初開催決定!

マリンオープンイノベーション(MaOI)機構による『BLUE ECONOMY EXPO@Suruga Bay』が7月に初開催。静岡市清水区で海洋経済(ブルーエコノミー)に関する国際会議と海洋産業の展示会が同時に開催される。

メイン写真:2023年5月13日(土)に静岡市清水区で開催された、ブルーエコノミー駿河湾国際ラウンドテーブルの様子。今回のEXPOは、この会議での議論を踏まえて開催の運びとなった。

国内外から集合
多種多様な海洋関連の産業展示会

一般財団法人「マリンオープンイノベーション(MaOI)機構」は、7月17日(水)~18日(木)に「BLUE ECONOMY EXPO@Suruga Bay」を初開催することを発表した。

MaOI機構は、静岡県が全額出資して設立され、静岡県がすすめるマリンオープンイノベーションプロジェクトの中核推進機関として、「海」に関わる活動を中心に行っている。

今回、初開催が決定した「BLUE ECONOMY EXPO@Suruga Bay」では、静岡市清水区の清水港を臨む会場で、海洋経済(ブルーエコノミー)に関する国際会議と海洋産業の展示会を同時に開く予定。本EXPOでは、国内外から、海洋関連政策に携わる行政機関や団体代表者、水中ドローン等の機器・通信・バイオなど「海」に関連する多様な産業分野の企業や研究機関等を招き、海洋に関する先進的な取り組み・事例発表などを行うとともに、多種多様な海洋関連産業の企業等による展示会を行う。

EXPOは「海の未来会議@駿河湾」「海のEXPO@駿河湾」「ブルーエコノミーローカルエリアネットワーク会議」の3部で構成される。

「海の未来会議」は、清水マリンターミナル多目的ホールを会場に、同ネットワークの組織化を目指し、海洋に着目した産業振興に取り組む自治体が参集し、取組紹介と意見交換が行われる。

「海のEXPO」 は、清水マリンビルを会場に、日本を代表する海洋関連政策の研究者等により、海洋をとりまく課題と解決に向けた取組をテーマとした基調講演、ブルーエコノミーへの取組についての国内外の事例紹介などを行う

「ブルーエコノミーローカルエリアネットワーク会議」は、清水マリンターミナル多目的ホールを会場に、海洋関連産業に関連する企業や研究機関、大学などが一堂に会する展示会となっている。バイオや海洋観測・見える化ブルーカーボン、水中ドローンなど海洋に関わる企業や団体、50社程度の出展を見込んでいる。

海洋関係者が集い、海洋にかかわる国内外の先進的な取組に触れることができる機会となるイベント、是非会場に足を運んでいただきたい。

開催概要 

開催日:2024年7月17日(水)、18日(木)
会場:静岡県静岡市清水区内(清水マリンビル内、清水マリンターミナル内)
参加費:無料
主催:(一財)マリンオープンイノベーション(MaOI)機構
共催:静岡県、静岡市、静岡商工会議所(新産業開発振興機構・海のみらい静岡友の会)、(一社)海洋文化、研究拠点推進協議会、デロイトトーマツコンサルティング合同会社 他予定

 

 

こんな方におすすめ

●これからの海洋経済のあり方について共に考えたい経営者
●海洋観測・見える化/水産業スマート化/水中ドローンなど多種多様な海洋関連産業の最新情報や取組を知りたい方
●海洋問題に関心がある方

 

開催スケジュール

海の未来会議@駿河湾(清水マリンビル)

《 2024年7月17日(水)》

※講演テーマは2024年5月31日現在の仮置きのもの

12:40~17:30 ◇メインセッション:「人も自然も豊かで持続可能な社会の実現
~海洋の課題と解決に向けて~」
【基調講演】笹川平和財団 理事長 角南篤氏「海洋の課題と解決に向けた取組」
【基調講演】東北大学 教授 藤田香氏「海とネイチャーポジティブ経営」
【基調講演】N-ARK 代表取締役 田崎有城氏
「海洋国家日本を実現する水上/海上スマートシティ事業」
~意見交換~
◇サブセッション1:「ブルーエコノミーに係る海外の取組と日本の現状」
【事例発表】TMA BlueTech Executive Director Matt Classen(米国) 「TMA(参加企業)の取組」
【事例発表】 BTCA参加クラスター代表者(欧州1団体)「取組紹介」(WEB)
【事例発表】 ノルウェー大使館 Kristin Iglum大使
「海洋産業への取り組みと北極海への国際的取り組み」
【事例発表】 サウジアラビア/台湾/オーストラリア(調整中)
「アジア各国の取組状況」(WEB)
【取組報告】 内閣府総合海洋政策推進事務局
「我が国のブルーエコノミーへの取組」(調整中)
~意見交換~
◇サブセッション2:「ブルーエコノミー推進の拠点形成に向けて~テストベッドとしての駿河湾~」
【取組報告】静岡市長 難波喬司氏
「静岡市が取り組む駿河湾・海洋DX先端拠点化プロジェクト」
【プレゼン】早稲田大学 教授 高橋桂子氏「駿河湾インフォマティクス」
【プレゼン】東京工業大学 教授 阪口啓氏
「超スマート社会推進コンソーシアムのスマートオーシャンへの取組み」

《 2024年7月18日(木)》

※講演テーマは2024年5月31日現在の仮置きのもの

9:50~12:30 ◇サブセッション3:「ブルーエコノミーを支える技術の進展とマーケットの期待」
(1)国、研究機関、大学等の取組
【プレゼン】JAXA 第一宇宙技術部門チーム長 冨井直弥氏
「持続的かつ安心・安全な海洋デジタル未来社会を支えるSAMRAI衛星ミッションについて」
【プレゼン】水産研究・教育機構 理事長 中山一郎氏
「海洋大国日本を支える次世代水産システムの創造力」
【プレゼン】京都大学 特任教授 植田充美氏「大型藻類にかけるヘッドライトとテールライトの夢」
(2)産業界の取組と投資サイドの認識
【プレゼン】NTT 代表取締役副社長 川添雄彦氏
「Breakthrough Innovation for Blue Economy -IOWN-」
【プレゼン】沖電気工業 上席執行役員 加藤洋一氏「OKIが実現したい海洋事業」
【プレゼン】三井住友銀行 佐藤正一氏「金融機関におけるブルーエコノミー市場での取組」
【プレゼン】Beyond Next Ventures 有馬暁澄氏「ブルーテックスタートアップへの期待」
~意見交換~
◇サブセッション4:「ブルーエコノミー進展を支える人材づくり」
【プレゼン】JAMSTEC 理事長 大和裕幸氏・STEAM推進課 市原盛雄氏
「JAMSTECが取り組む海洋STEAM教育」
【取組事例】九州工業大学 教授 石井和男氏「水中ロボコンを通じた人材育成の試み」

◇クロージングセッション:全体報告

 

海のEXPO(清水マリンターミナル 2F多目的ホール)
◇開催期間:2024年7月17日(水)~18日(木)

・多種多様な海洋産業に取り組む企業・アカデミア等が一堂に会する場の提供
海洋観測・見える化/水産業スマート化/陸上養殖/ブルーカーボン/船舶自動化/水中ドローン/水中通信 等
・出展企業・アカデミア等目標数50団体程度
・会場内で、出展企業・アカデミア等によるプレゼンの場を提供
・会場内に、出展企業・アカデミア等と関心ある企業・VC等とのマッチングの場を提供
 
ブルーエコノミーローカルエリアネットワーク会議(清水マリンターミナル 2F多目的ホール)
◇開催期間:2024年7月18日(木)13:30~15:30 

・各自治体等の取組紹介と意見交換(今後のネットワーク構築)

その他

◇実証フィールドとしての清水港を活かした併催イベントを開催

・Ocean Biz 2024(国内外の水中ドローンの展示・デモンストレーション)
・SDGs アクアリウム(お魚)トラック移動水族館

 

お問い合わせ

マリンオープンイノベーション(MaOI)機構

EXPOに関するお問い合わせメールアドレス:info@blue-economy-expo.jp

 

Sponsored by マリンオープンイノベーション(MaOI)機構

関連記事

アクセスランキング

  1. 陸上養殖のメリット・デメリットは? 設備の選び方はどうする?ビジネス成功へのSTEPを紹介...
  2. 水産食品の付加価値向上へ。MA(ガス置換)包装で食品のロングライフを実現!!...
  3. アンジュルム・川村文乃「魚をさばくと気持ちがスッキリします」味だけじゃない魚の魅力...
  4. フリーマガジン「フィッシャリージャーナル」最新号7/17(水)発行!
  5. フリーマガジン「フィッシャリージャーナル」2/21(水)創刊!
  6. 漁業に役立つアイテムを抽選でプレゼント! 応募受付は2024/10/14まで!
  7. 【新しい漁業の在り方】女性漁師が思い描く、漁業の明るい未来とは?
  8. 「スマ」種苗の大量生産を実現!成功を支えた紫外線水殺菌装置「HODシステム」とは...
  9. 漁業が抱える課題を解決! 循環型・環境再生型の「アクアポニックス」
  10. 高性能な水中マスクを初出展。水中と地上でストレスフリーなコミュニケーションを可能に...

フリーマガジン

「FISHERY JOURNAL」

vol.02 / ¥0
2024年7月17日発行

お詫びと訂正

 

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら