養殖業の安全と労働環境の改善へ向けた取り組みが加速。国際労働機関が指針を策定
2026/09/22
次世代漁業にまつわる最新トピックを世界からお届け。サステナブルな漁業・水産業のヒントが見つかるかも? 今回は、養殖業の労働・安全に特化した包括的かつ国際的な枠組みとしては初となる取り組みを紹介する。
養殖業の労働環境改善へ
ILOが初の国際的枠組み
©ILO
養殖業の安全と労働環境の改善へ向けた取り組みが進みつつある。国際労働機関(ILO)は、2026年5月に開かれた専門家会議において、養殖業に関するけが、病気、死亡事故を減らすための指針を策定。合意された行動規範は、2026年11月に開かれるILOの第358回会合に提出され審議される。
世界的な食糧需要の高まりにより、養殖業は急速な拡大を続ける一方で、劣悪な労働環境などに対する対策は不十分だった。同規範は法的拘束力を持たないものの、養殖業の労働・安全に特化した包括的かつ国際的な枠組みとしては初となる。
文/守隨亨延
FISHERY JOURNAL vol.6(2026年夏号)より転載




